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01

Jul. 2022

笑ろてるパパがええやん Vol.11

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「のんびり父子キャンプのすゝめ」

 

ファザーリング・ジャパン関西では、2つの父子キャンプを開催しています。
1つめは、会員以外もオープンに参加できる、「賑やか父子キャンプ」。
2つめは、会員家族だけで開催する、「のんびり父子キャンプ」。
いずれも、ママは参加せず、パパと子どもたちだけで参加します。

 

「賑やか父子キャンプ」は、楽しいイベントがたくさん開催されます。
例年、アマゴつかみ、肝試し、手作りパンを焼いたり、謎解きをしたり。
初めて参加したパパと子どもたちも、イベントを通じて笑顔になり、
初めて会ったパパ同士、子ども同士の交流も自然に生まれます。

 

「のんびり父子キャンプ」は、逆に、全くイベントめいた企画をしていません。
事前に決めたイベントめいた事をしない、ということが、唯一のこだわりになってます。

 

今回は、2つめの「のんびり父子キャンプ」について、お話させていただきます。

 

キャンプ

 

のんびり父子キャンプでは、
集合時間は決められておらず、
参加親子が来ることができるタイミングで自由に集まります。
明確な役割分担も無く、集まったメンバーでのんびり準備を始め、
肉が焼き上がったり、ご飯が炊きあがったりしたら、
子供も大人もぞろぞろ集まってきて食べます。

 

夜は、皆で車に乗り合わせて、近くの大銭湯に行きます。
男の子と小さな子どもたちはパパたちと男湯に。
一人で入れる女の子達は、
年上のお姉ちゃんをリーダーに連れ立って女湯に。

 

その後は、焚き火台を囲んでのんびり。
各自が持ち寄った薪や木材を放り込んで、火を眺めます。
眠くなった子どもたちは次々離脱していきます。

 

そして、最後は残ったパパたちだけのおしゃべりタイム。
子どもたちのこと、家族のこと。
そして、自分自身のこと。

 

キャンプ

 

仕事場の自分、でもない、
家庭での自分、でもない、
パパ友の集まりの中の自分。

 

いつもとは異なる場所で、話は尽きること無く、
時には深夜3時まで続いたこともあります。

 

「お父さーん、何もすることなーい」
と子どもたちが言えば、
「何も無いことを楽しむんやで!」
とパパが言います。

 

何も無い、という贅沢な時間。
次の予定に追われていない、贅沢な時間。
焚き火をぼーっと見つめるだけの贅沢な時間。
これは忙しい日常にあって、中々得難いものだと思います。

 

そして何より、キャンプの中で自然に生まれる、
子供たち同士の関わりが素晴らしい。

 

最初はパパにくっついてた子供も、
自然と周りにいる子どもたちと一緒に遊びに行きます。
いつも家庭では末っ子の子どもたちも、
更に年下の子どもたちと関わることで、
すごく「お兄さんお姉さん」になってくれます。

 

キャンプ

 

また、友達のパパ、という「斜めの関係」も自然と生まれ、
我が子以外の子どもたちの面倒を見る、
パパ友に我が子の面倒を見てもらう、という体験も、
大変貴重なものだと思います。

 

更にもう一つ。父子キャンプの大きなメリットがあります。
それは、「ママに自由時間をプレゼントできること」。
パパと子どもたちがキャンプに出ている間、
ママは1人の時間を過ごし、リフレッシュすることができますね。

 

パパ、子どもたち、そしてママ。
まさに「三方良し」の父子キャンプ。
おすすめです。

 



ライタープロフィール

株式会社 大阪メック 取締役
(一社)倫理研究所 泉州倫理法人会 会長
堺市男女平等参画推進審議会委員他 元地元小学校PTA会長、おやじの会会長、
仕事は「父親業」
パラレルキャリアとして、
NPO法人の運営、ものづくり企業、産業部品商社の経営、
地域創生活動に参画。
子どもが生まれた当初、「仕事をもっと頑張らねば」とがむしゃらに働くが、「子どもとの時間は期間限定」とかみさんより教えてもらい、働き方、ワークライフバランスを変えていく。
子育てを通して、子どもは地域へのパスポートだと知り、PTAや地域活動に参画。
子どもの成長に合わせたライフデザインを再構築。
現在は、関西各地にて父親の地域ネットワークづくりを推進中。

 

 


【専門家コラム】

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