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03

Feb. 2022

スペシャリストに学ぶ

忙しい人にこそ知ってほしい宝塚の教え

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いつもお読みいただきありがとうございます。

 

『梓さんのコラムから気づきがありました』とたくさんの嬉しい感想をいただいて、書いてよかったな~と感動に浸っている今日この頃、単純・素直は子どもの特権といわれていますが、この心を忘れない大人でありたいと思います。

 

さて今回は、前回最後に少しつぶやいた、宝塚歌劇団員いわゆるタカラジェンヌたちの間で育まれている文化にも似た教えのお話しです。

 

これは働きながら子育てをする皆さんにはぜひ知ってもらって損はないもので、最小限の力で大きく飛躍する鍵にもなると思います。家事や子育てをしながらも周りと同様の成果を求められる職場では効率よく結果を出すことが大切だからです。

取材

私は宝塚を退団して12年になりますが、何気なくしたことに対して褒められるケースが少なくありません。本人はいたって当然のことをしただけですが、それが相手にとって喜びに繋がると印象が大きくプラスになるようです。

 

なにがそうさせるのか??

 

結論から言うと、『積極的な主体性』です。
とても抽象的な言葉になりますが、自ら取り組む姿勢のことです。その姿勢ひとつで大きな飛躍に繋がる可能性があるのです!
宝塚歌劇団に入団するには、まずは宝塚音楽学校に入学しなければいけません。東の東大、西の宝塚ともいわれ、最高倍率は49.8倍。近年でも20倍はほぼ平均といった具合です。

 

そんな狭き門をくぐり抜けたタカラジェンヌの卵たちがまず最初に教えられることは『舞台人としての在り方』です。所作をはじめ、心の有り様についても教えられます。

宝塚音楽学校

当然、机と椅子にはりついて座学!というわけではなく、日々の生活のすべてにおいて身体に叩き込んでいくのですから、さぁ大変!10代半ばの少女たちにとっては何のためにやるのかが理解が出来ず、始めは消化するのに手一杯。時が経つにつれて「ああ…このためにやっていたのか」と突然府落ちする瞬間が来ることになります。

 

最たるものの一つに
【私(わたくし)がさせていただきます!】というものがあります。

 

・・・「私(わたくし)が」「させていただきます」!?
なんとも不気味なほどに丁寧すぎる言葉が並びますね(笑)

 

例えば、
①床に物を落としてしまった人がいたらすぐに拾いに行く
②エレベーターには先に乗り込みボタン操作を率先してやる
③床にホコリがあれば真っ先に掃除する …等

 

すべて【私(わたくし)がさせていただきます!】の精神で向かいます。
これには言い換えがあって、
①であれば、すぐに拾いに行かせていただく
②なら、お先にエレベーターに乗らせていただきボタンを押させていただく
③なら、お掃除をさせていただく

 

となります。

 

しなければいけないものではなく、させていただく=させてもらえることに感謝!ありがとうございます!ということです。常に積極的に情報をキャッチして自身の行動にうつすのですが、これは周りの方に心地よくいてもらうための【精神】にもなっています。

 

その精神がより良い舞台をつくる上でのチームプレイや向上心に繋がるのだから、本当によくできた教えです。

コラム

これができると確実に、あの子は違うね!と印象がアップします。印象が良くなるといい仕事を任せてもらえたり、重要な案件につかせてもらえたりします。
だから、【私(わたくし)がさせていただきます】の精神ひとつで周りから抜きんでて、最小限の力で大きく飛躍していきましょう!
きっと見える世界が変わってきますよ!

 

今回も読んでいただきありがとうございました。

 



ライタープロフィール

ダリア農家の後継者として株式会社ダリアジェンヌ 代表取締役を務め、地元宝塚市のナビゲーターとして
市のイベントPRをされるなどご活躍。

 

農村地ダリアの里に生まれ、17歳のときに宝塚音楽学校に合格。19歳で初舞台を踏む。

 

退団後は上京し介護福祉士として現場に勤務。
結婚を機に帰郷し故郷の過疎化にショックを受けたことで、地域特産のダリアの花や球根を活用した宝塚ブランドを立ち上げる。
現在 2 歳と 6 歳になる男児の母親として、子育てを行いながら仕事を両立させている。

 


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