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14

Oct. 2025

保護者向け

寒い季節は要チェック!小さな子どもの風邪予防

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寒さが厳しくなると、風邪をひきやすくなり、流行の時期がやってきます。そこで今回は、小さな子どもが元気に冬を過ごせるように、風邪予防のポイントをわかりやすく紹介します。みんなで健康に冬を乗り切りましょう!

そもそも「風邪」ってどんな病気?

風邪は最も身近な病気で、医学的には「風邪症候群」と呼ばれています。症候群とは、いくつかの症状が同時に現れる状態のことです。たとえば、鼻づまりや鼻水、のどの痛み、咳、発熱などが主な症状です。風邪の原因の約8~9割はウイルスで、多くの種類があります。病院で診察を受けて特定のウイルスが原因と分かった場合には、「インフルエンザ」などのように、具体的な病名がつけられます。

 

風邪予防!毎日の3つのポイント

手洗い
外から帰ったときは、大人だけでなく子どもも手を洗いましょう。できれば石けんを使うのが理想ですが、まだ上手に使えない子は、水で洗うだけでも十分効果があります。赤ちゃんの場合は、ぬれたタオルで指先までやさしく拭いてあげてください。

規則正しい生活
生活リズムを整えると、免疫力が高まり、風邪をひきにくくなります。一方で、体が疲れていたり弱っていたりすると、風邪にかかった時に症状が重くなりやすいです。普段から十分な睡眠とバランスのとれた食事を心がけて、免疫力を高く保ちましょう。

人ごみを避ける
人がたくさん集まる場所に出かけると、風邪をもらうリスクが高くなります。特に免疫力が弱い赤ちゃんは、できるだけ人ごみへのお出かけを控えた方が安心です。必要がない場合は遠出を控えるようにしましょう。

 

こんなことにも気をつけましょう!

室温に注意
子どもが遊んでいる時は20℃、寝ている時は23℃を目安に、こまめに室温を調節しましょう。

 

湿度に注意
空気が乾燥するとウイルスが広がりやすくなります。加湿器などを活用して、湿度は60%以上を目安にしましょう。

 

・汗をかいたら着替え
冬でも運動後は汗をかきます。汗をそのままにすると体が冷えてしまい、体調を崩す原因になります。こまめに着替えるようにしましょう。

 

換気をしよう
30分に1回を目安に窓を開けて、部屋の空気を入れ替えましょう。新鮮な空気を取り込むことで、ウイルスの滞留を防げます。

 

・自己流の薄着はNG
保育園などで薄着が勧められることもありますが、家庭ではやり方を間違えると体が冷えて風邪を引きやすくなります。

 

厚着にも注意
寒いからといって何枚も服を重ねすぎると、子どもは体力を消耗してしまいます。顔が赤くなっていたら着せすぎのサインなので注意しましょう。

 

予防接種を受けるのも効果的!

予防接種には、病気への免疫をつけたり、かかった場合の重症化を防ぐ働きがあります。国がすすめる定期接種のほか、インフルエンザなどの任意接種もあります。予防接種を受けることで、家族はもちろん、周りの人への感染拡大を防ぐ役割も果たせます。家族みんなで予防接種を受けることも検討してみてください。

 
 

参考文献

・主婦の友社 編(2017)、『赤ちゃんが必ずかかる病気&ケア』、主婦の友社。
・秋山千枝子 監修(2023)、『改訂新版 子どもの病気・けが 救急&ケアBOOK』、世界文化社。

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