IKARI 親子向けサイト enjoyobou

TOPへ

08

Sep. 2025

保護者向け

10/15は世界手洗いの日!石けんの秘密に迫る!

  • Facebookシェア
  • Twitterシェア

10/15は世界手洗いの日!石けんの秘密に迫る!
 

今回の特集では、衛生的な手洗いについて取り上げます。私たちが普段何気なく使っている石けんには、どのような効果があるのでしょうか。手洗いにおける石けんの役割について、一緒に考えてみましょう。

 

世界手洗いの日とは?
10月15日は「世界手洗いの日」です。この日は、石けんを使った正しい手洗いを世界中に広めるため、2008年に制定されました。手洗いは自分の健康を守るためにできる、もっともシンプルな習慣です。しかし、世界には衛生環境が整っていない地域もあり、十分に手を洗えない子どもたちも多くいます。この機会に、毎日の手洗いを子どもたちと一緒に見直し、世界の手洗い事情にも目を向けてみましょう。

 

ミクロの視点で調べてみよう!石けんの形を観察!
水と油は本来、混ざり合いません。たとえば、右の写真のように油は上に、水は下に分かれます。このとき、油と水の間にできる境目を「界面」と呼びます。しかし、ここに石けんを加えると、水と油が混ざるようになります。これは、石けんが水にも油にもなじみやすい性質を持っているからです。このような性質を持つ物質を「界面活性剤」といいます。

界面活性剤の分子

 

石けんを使う理由~手についた汚れは水だけでは落ちない!~
油汚れは、水だけで洗ってもなかなか落ちません。界面活性剤が水と油をなじませることで、汚れを落とすことができます。手には皮脂などの油性の汚れが多く付いているため、手を洗うときは必ず石けんを使いましょう。

 

石けんを泡立てて上手に手洗い
石けんは、しっかり泡立てて使うことで、次のようなメリットがあります。

 

①表面積が増えて汚れと接触しやすくなる
②汚れとしっかり混ざる
③水で洗い落としやすくなる

 

また、泡がクッションの役割を果たし、摩擦による皮膚への刺激をやわらげるため、手荒れの防止にもつながります。

 

手の汚れが落ちる仕組み
界面活性剤の働きによって、手についた汚れを落とすことができます。

手の汚れが落ちる仕組み
 

固形石けんの泡立て方
最近は固形石けんを使う機会が減っていますが、ぜひ子どもたちと一緒に泡立てを試してみてください。

固形石けんの泡立て方

 
 

参考文献

・日本石鹸洗剤工業会HP『石けんの基礎知識』, https://jsda.org/w/03_shiki/index.html, (2025年7月15日 アクセス)。
・日本ユニセフ協会HP『世界手洗いの日ってなあに?』, https://handwashing.jp/what.html, (2025年7月15日 アクセス)。

戻る