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01

Sep. 2021

スペシャリストに学ぶ

保育園における予防の取り組み

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あらぐさ保育園は京都市南区にある定員50人の小さめの保育園です。3~5歳児は異年齢合同クラスになっています。楽しい毎日を過ごすことを前提にした、ゆったりのんびりした生活の中で、小さい子は、大きい子のやっていることを間近で見ながら興味関心を心の中で膨らませ、大きい子は、可愛いんだけど「ままならない」小さい子との関わりの中で人間の多様性を感じながら心の幅を広げていっています。

 

子どもの命と成長を預かり、集団生活をする保育園では安全や衛生面でもしっかりとした対応が求められます。感染予防としては厚生労働省が「保育所における感染症対策ガイドライン」を作成していてそれに則って保育を行っています。

 

新型コロナウイルス感染症が現れる以前から、園外活動から帰った後や食事の前、トイレの後の手洗いはしっかりしてほしいと思っています。でも対象は乳幼児です。忘れるし、洗い方もそんなに綿密ではありません。担任も声掛けはしますが、うるさく言うだけでは子どもの心は離れていきます。工夫が必要です。

▲手洗いをするあらぐさ保育園の子どもたち

 

あらぐさ保育園では月に1回程度、給食職員が幼児組にやってきて食材や栄養などの食べ物の話やマナーについて話してもらう「給食さんいらっしゃい」という取り組みをやっています。子どもたちにとっては、月に1回ではありますが、毎日おいしい給食を作ってもらい、お世話になっている食の専門家から聞く言葉は新鮮で説得力を持って子どもたちに響く様です。手洗いの歌を紹介した時はちょっとしたブームになり、食事前になると子どもたちは歌をうたいながらしっかりと手を洗うので長い行列ができ、蛇口の数を増やさなあかんなぁと思ったほどです。ただ、子どもたちの興味関心の移ろいは早く、しっかり定着させていくには押し付けがましくならないように繰り返し、マンネリにならないようにちょっとずつ変化をつけて楽しくやっていく必要があります。その点では衛生指導に来てもらっている、さくらいふ推進室の皆さんの活躍に期待しています(さすがにラップで手洗いなんて思いつかなかったです)。

 

▲2021年4月20日に行われた、手洗い×あそびの様子

 

と、ここまで感染予防には手洗いが大切といった構えでお話してきましたが、子どもたちにとっては体を使って遊ぶこと、食事をしっかり食べること、昼寝などで体を休めること(早寝早起きの生活リズムも)、ストレスの少ない面白くて楽しい毎日を過ごすこともとても大切なことだということを付け加えて、お話を終わりたいと思います。

 

筆者:あらぐさ保育園 園長 谷川 芳秋

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